源氏物語:コラム 源氏物語コラム(桐壷5・最終)そして、藤壺 桐壺更衣の死後、帝は二人の間の子を大切に育てます。ただ、しっかりした後見のいない皇子の悲惨な末路を歴史的に知り尽くしている帝は、この子を臣籍に下し「源氏」とすることを決めます。亡き更衣の望み、そして更衣の父母の望みは(前のコラムでお話ししま... 源氏物語:コラム源氏物語プロジェクト
古典を楽しむ 源氏物語コラム(桐壷4)野分けだちて 「野分だちて・・」この部分は非常な名文です。よく教科書などにも採られているので、ご存じの方も多いと思います。「野分」と言うと、源氏物語の巻の名前と同じなので、「野分だちて」の部分と言っておきます。 今まで帝と更衣の愛を時間軸に沿って述べて... 古典を楽しむ源氏物語:コラム源氏物語プロジェクト
源氏物語:コラム 源氏物語コラム(桐壷3) 源氏コラム 3 桐壺の更衣、身分違いの寵愛を受けた彼女は、後宮の女性たちの数々の嫌がらせ(いじめ)を受け、ストレスのせいでしょうか、体を壊してしまいます。どのようないじめを受けたのでしょうか。 まず、表の貴族たちにもその寵愛ぶりが目立ち... 源氏物語:コラム
源氏物語:コラム 源氏物語コラム(桐壷2) 「すぐれてときめきたもう」お妃様、それは「いとやむごとなき際」ではない女性でした。まあ、大納言の姫君なのですから貴族の女性ではあるのですがね。 王者の後継者を得るために、王者は種馬と化します。また、生まれた子供の後ろ盾が必要なため、後宮の... 源氏物語:コラム
源氏物語:コラム 源氏物語コラム(桐壷1)花摘み これは学問的研究ではありません。源氏を読みながらふと思ったことを書き記していくコラムのような物です。ああ、こんなふうなことを思っていいんだな、とお考えいただけたら幸いです。 「いづれの御時(おほんとき)にか」。これが有名な「源氏物語」冒頭... 源氏物語:コラム