源氏物語:桐壷

桐壷:本来は一つのまとまりですが、今回のプロジェクトではそれぞれの章を手ごろな長さに分けて掲載しています。一つの章を3分程度になるように分けてありますので、時間などを気にする事なく手軽にお楽しみ下さい。 なお、章に分ける場所、章ごとの標題は田中洋子先生が作業をして下さっています。また、原文の資料は渋谷栄一先生作成のサイトより利用させていただいています。

題名 出だしの一節
父帝と母桐壺更衣の物語 いづれの御時にか
御子誕生(一歳) 先の世にも御契りや深かりけむ
若宮の御袴着(三歳) この御子三つになりたまふ年
母御息所の死去 その年の夏、御息所
帝の嘆き 御胸つとふたがりて、つゆまどろまれず
故御息所の葬送 限りあれば
父帝悲しみの日々 はかなく日ごろ過ぎて
靫負命婦の弔問 野分立ちて
母君の邸にて 南面に下ろして
10 母君の嘆き 命長さの
11 命婦と母君の別れ 主上もしかなむ
12 命婦帰参 命婦は、「まだ大殿籠もらせたまはざりける」と
13 帝の嘆き 風の音、虫の音につけて
14 人々の困惑 ものなども聞こし召さず
15 若宮参内(四歳) 月日経て、若宮参りたまひぬ
16 読書始め(七歳) 今は内裏にのみさぶらひたまふ
17 高麗人の観相、源姓賜る そのころ、高麗人の参れる中に
18 倭相 帝、かしこき御心に
19 先帝の四宮(藤壺)入内 年月に添へて
20 源氏、藤壺を思慕 源氏の君は、御あたり去りたまはぬを
21 源氏元服 壱(十二歳) この君の御童姿わらはすがた
22 源氏元服 弐 引入の大臣の皇女腹みこばらに
23 源氏、左大臣家の娘(葵上)と結婚 その夜、大臣の御里に源氏の君まかでさせたまふ
24 源氏の思い 源氏の君は、主上の常に召しまつはせば
25 光源氏その後 内裏には、もとの淑景舎しげいさを御曹司にて
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